零戦三二型(A6M3) Y2−128   

 この「零戦」は、昭和16年('41年)三菱重工名古屋工場で製作され、総生産数343機中現存する1機です。この型式は速度性能を良くするため、翼端を切った珍しい機種でもあります。
 本機は、第252航空隊柳村部隊に所属し、マーシャル群島タロア島を基地として活躍していました。昭和19年2月頃米軍機の攻撃によりエンジンに損傷を受けて飛べなくなり、滑走路のそばに置かれたまま、終戦後ジャングルとなった同島で眠っていました。
 昭和54年('79年)同島を訪れた、元米軍人によって発見され、サイパン島で補修されました。その後、福岡航空宇宙協会の折衝により同機を譲り受け、苦心の末これを祖国日本に持ち帰られました。
 帰国後2年ほど大宰府園に展示、その後完全復元され、名古屋航空博物館に20年展示されていました。
 現在、福岡県筑前町大刀洗に新しい「大刀洗平和記念館」ができるまで、ここ音楽館(おんらくかん)で一時翼を休ませています。

                        福岡航空宇宙協会資料参照  
   

 性能諸元

寸法  全幅 11.00m
     全長  9.06m
     全高  3.509m

エンジン 栄21型(中島飛行機製)
     星型7気筒並列:14気筒
             27,900cc
     第1速 1,130馬力
     第2速   980馬力

重量  自  重 1,807kg
     全装備 2,644kg
最高速度 :   542Km/h
急降下速度:   677Km/h
後続距離 : 2,378Km
上昇限度 : 9,000m
兵   装   7.7mm機銃 X 2
         20mm 機銃 X 2
 

三菱重工製大型多目的ヘリコプター展示

2005.07.01NHK撮影風景 「終戦60年番組」で放映


撮影風景(お昼から深夜になりました)

*後方から見る姿も素晴らしいです。(右翼側は写真合成)
ヘリコプターMH2000−JA003M   

 後方のヘリは、西暦2000年に三菱重工で試作・製作された
純国産10人乗り大型多目的ヘリコプターで、現存する1機です。
4年ほど東京のナイトクルージング(観光飛行)で使用されていま
した。現在、筑前町に貸与されています。零戦と併設展示中。

 なお、客室への搭乗許可をいただいていますので試乗可能で
す。但し、コクピット内は、オリジナル計器がそのまま残されてい
ますので、外からの見学となります。

性能諸元  

最大離陸重量:4,500kg  乗員/乗客:10名
エンジン最大離陸出力:876SHP X 2
最大速度:280/kmh    最大航続距離:780km
全 長:14m 、全 高:4m 、主翼ローター:6m  

 2005年8月13日NHK教育
放送の終戦60年特集番組で
放映されました。
 その後、NHK放送番組
「その時歴史は動いた」でも、
放映されました。
 撮影の合間に取らせていた
だいた貴重な写真です。

スモークに浮かび上がるゼロ戦32型

 旧日本海軍零式艦上戦闘機三二型(A6M3)展示

来館される皆様へのお願い
 コクピットへの搭乗や、中を覗かせてほしいとのご要望が多多ございますが、世界で1機しか
ない非常に貴重な零戦であることと併せ、福岡航空宇宙協会様よりお預かりしていることから
ご遠慮願っています。悪しからずご了承下さい。

(福岡航空宇宙協会所有)

写真左

 @カウリング上部の兵装7.7mm機銃口および右翼の
   20mm機銃(レプリカ)が見えます。
 A右翼付け根近くの、敵味方識別(黄色)内にある
   小さな長四角の 窓は、コクピットへの空気取り入れ
   口です。
 Bプロペラおよびカウリングに、空襲で受けた弾痕が
   生々しく残っています。
 Cカウリング後部の補修された外板部分内部に、燃料
   タンクがありました。

 Dプロペラ・スピナー、カウリング、栄21型エンジン、
   胴体全てオリジナルです。エンジン・プロペラ搭載
   での展示も非常に貴重です。
*上3枚の写真は2005年開館当初の写真で、コク
  ピットの風防を開けていました。